NEWS

5月25日(日)、新潟県魚沼市にある「魚沼醸造」にて、近隣住民の方を対象に、田植えやラグビーを楽しむ体験イベントを開催しました。今回のイベントには、フィジー出身で女子ラグビー日本代表として活躍するマテイトンガ選手も参加し、初めての田植えに笑顔を見せながら、一緒に汗を流しました。

◆ ラグビーセッション

新潟県ラグビー協会のご協力のもと、ラグビーボールでパスや簡単なゲームなどを行い、大人も子供も一緒になって身体を動かしました。マティトンガ選手の気さくな振る舞いに、参加したメンバーは一気に距離感が縮まりました。パスの投げ方も教えていただいたり、初めてラグビーに触れる子供も多い中、とても良い機会になりました。

◆ 田植え体験

魚沼醸造の敷地内に新設した約4畝の田んぼにて、田植えを実施。泥に足を取られ、泥まみれにながらも、地域の自然と向き合う貴重な時間となりました。
ラグビーセッションの後に田植え体験だったので、そのままの流れで、仲間と共に田植えができたのが良かったです。子供たちも「疲れたー！！」など言いながらも楽しそうに田植えをしており、終盤には「田植えが終わればおにぎりが食べられる！！」という声がけも。お米を育てるのは、改めて大変ということを実感しながら、田植えをやりきりました。早くも秋の稲刈りがとても楽しみです！

◆ おにぎり＆おみそ汁

ラグビーと田植えでお腹が空いたあとは、にぎり人・神谷よしえさんがにぎる魚沼産コシヒカリのおにぎりと、魚沼醸造の「雪室糀みそ」を使ったおみそ汁を堪能。ぬか釜と羽釜で炊き上げたお米の美味しさに、参加者の顔もほころびました。塩も具も入れずに、お米だけで食べるおにぎりのおいしさは格別で、「お米」そのものを味わう時間となりました。

◆ トークセッション

イベントの締めくくりには「魚沼の魅力／魚沼の未来」をテーマにしたトークセッションを実施。地域の内外から登壇者をお迎えし、魚沼の良いところやこれからについて語り合いました。
【登壇者】
　・魚沼市 市長　内田幹夫 様
　・魚沼市観光協会 会長　三友泰彦 様
　・コシヒカリ生産者　佐藤貞 様
　・マルコメ株式会社 取締役副社長　青木秀太 様
　・にぎり人・神谷よしえ様
　・HiRAKU代表取締役　廣瀬俊朗
「魚沼にこんな場所があったらいい」という参加者の声も飛び出し、地域との交流を深める貴重な時間となりました。

◆マテイトンガ選手　コメント
ーIt was privilege to participate on the transplanting rice seed in a rice paddy. 
Transplanted into neat rows by hand,making into process extremely time consuming yet it leads to team work charting and good laughter. 
For rugby we able to teach different ages passing and catch ball create laugh and learning new skills. 
Really enjoyed with the program. Thank you Uonuma city , Uonuma Jozo, thank you to all who involved. Amazing experience.
(田んぼでの田植えに参加できたことは、とても光栄でした。
苗を一列ずつ手作業で植えるのは非常に時間のかかる作業でしたが、そのプロセスがチームワークを育み、笑いも生まれました。
ラグビーでは、さまざまな年齢の方々にパスやキャッチを教えることができ、笑いあり、新しいスキルの学びありの楽しい時間となりました。
本当に素晴らしいプログラムでした。魚沼市、魚沼醸造、そして関わってくださったすべての皆さんに感謝します。素晴らしい経験をありがとうございました。)

◆にぎりびと・神谷よしえさん　コメント
ー米どころ魚沼のすばらしいお米とやさしい水を使って、ぬか窯で炊きあげ、湯氣を包み込んで握ったおにぎりを、みなさんが笑顔で食べる姿は最高でした。雪室糀みそだけで作ったおみそ汁も喜んでいただけて、とても幸せな時間でした。

◆廣瀬俊朗　コメント
ー魚沼に来て改めて感じたのは、自然の偉大さと心地よさです。目の前には残雪が残る越後三山、傍らには水無川が流れ、澄んだ空気に深く呼吸が整っていくような感覚。そこにはまさに「日本の原風景」が広がっていました。
にぎり人・神谷さんによる「3回だけやさしく握った炊きたてのおにぎり」は、相変わらず最高でした。塩も具も使わず、米そのものの甘みと香り、そして湯気のあたたかさを丸ごと感じる。こんなにも「何も足さない」ことで豊かになれるのかと、日本人としての幸せをしみじみ感じる時間でした。
秋の稲刈りイベントも、今から楽しみです！