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今回は、DNP「未来をひらくチームづくりにトライ!」というワークショップイベントを実施してきましたので、そのお話をしたいと思います。
もともとDNP(大日本印刷)さんとはお付き合いがあり、「Recycling Meets Design」というプロジェクトでは、アップサイクルの取り組みとして、リアルなラグビー選手(実は自分自身です 笑)の体をスキャンしたクッションを制作したり、北海道マラソンで走ったランナーの皆さんに、北海道のメロン入りの甘酒をグリーンパッケージのカップで配布したりと、さまざまな取り組みをご一緒してきました。また、北島社長と対談の機会をいただくなど、本当に多くの経験をさせていただいてきました。

今回は、DNPさんのインナーコミュニケーションやブランディングをテーマに、ワークショップを実施したのですが、非常に面白い時間になったので、ぜひ共有させていただきたいと思っています。DNPさんの拠点がある5地域で実施してきたのですが、改めて感じたのは「地域の違いの面白さ」でした。仙台はとても熱量が高く、勢いがあり、まとまりがありました。大阪はもう少し“濃い”感じがありました。一方で東京は、また少し違った空気感があり、名古屋は、こちらの考えを加味した上で極めてスムーズに進んでいきました。福岡も大阪同様に濃さがありました。地域性が色濃く出ていて、めちゃ面白かったです。

ワークショップでは、私たちがラグビーのチームづくりの中で大切にしてきた考え方をお伝えしつつ、DNPさんが掲げている「未来のあたりまえをつくる」というステートメントについて、参加者の皆さんと一緒に考えていきました。さまざまなアイデアを出し合い、最終的には「“わたしの”未来のあたりまえをつくろう」というテーマでチーム毎にディスカッションを行い、プレゼンテーションをしていただく、という構成でした。

もともと「HiRAKU」という会社は、新しい可能性をひらく、扉をひらく、地域をひらく、米をひらくなど、さまざまな「ひらく」に取り組んできました。これはつまり、「未来のあたりまえ」。今は存在していないものをつくり、ひらき、広げていくということでもあります。その意味で、DNPさんが掲げる「未来のあたりまえをつくる」という考え方とは、勝手ながらとても高い親和性を感じていますし、私自身がとても好きな言葉でもあります。だからこそ、このテーマをもとにディスカッションをする時間は、ワクワクとドキドキが入り混じったものになりました!
実際に社員の皆さんには、「“わたしの”未来のあたりまえをつくろう」という問いをもとに、「こんな世界があったらいいな」「こんな社会になったらいいな」「こんな製品があったらいいな」といったことを、自由に発想していただきました。その中で、DNPさんが持っているケイパビリティや、個人としての可能性・強みを掛け合わせながら生まれてくるアイデアは、めちゃ面白かったです。
自動運転が進む中で、社内にはどんなサービスがあったらいいのか、こんな働き方が実現したらいいのではないか、この人のこの課題を解決できたらいいのではないか、といったように、参加者それぞれの置かれている環境や視点の違いから、多様でユニークなアイデアがたくさん出てきました。

ワークショップの最後に向けて、途中には、自分自身のこれまでの歴史、いわゆる「自分史」を振り返る時間を設けたり、体を動かしながら気づきを得られる要素を取り入れたりしながら、チームづくりを進めていきました。最後には「新しいDNP体操をつくろう」というお題を出しましたが、とても盛り上がりました。ラジオ体操ももちろん良いのですが、オリジナルで、自分たちらしさが感じられる体操を考えるというのは、改めて面白い企画だなと感じました。実際には、体操をしながらアルファベットの「DNP」を表現したり、ペンギンのような動きを取り入れたりと、とてもユニークで楽しいアイデアが次々と出てきました。また、こうしたワークを行うことで、お互いの距離感が縮まり、肌感覚で理解し合えるようになると感じました。実際にスポーツをしているわけではなくても、体を動かしながら何かを一緒につくる、という行為は、相互理解を深める上でとても大切だということを改めて実感しました。


さらに今年は、車いすラグビーの三阪洋行さん、ブラインドラグビーの添田翔さんにも参加していただきました。これまでとは異なる視点からDNPそのものや、社員の皆さんと関わっていただくことで、DNPのまた違った素晴らしさやユニークさが浮かび上がってきたのではないかと感じています。僕にとっても色々な観点が新鮮で面白かったです。添田さんは紛失した靴下を探すストレス解消のために、同じ靴下をたくさん持っている話は、とてもユニークなアイデアだと思いました。


DNPさんは来年150周年を迎えます。非常に堅実で真面目な仕事をされている会社ですが、社会・インフラを支えてきた本当に素晴らしい会社です。その150周年という節目に、何かご一緒できることを楽しみにしていますし、一緒に新しい「未来のあたりまえ」をつくっていけたら嬉しいなと思っています。
このノートを読んでくださった皆さん、DNPさんに限らず、「未来のあたりまえをつくる」はとても素敵なお題だと思います。ぜひともなにかできないか考えてみていただけると良いなと思っています。また、もし「こういうワークショップ、おもしろそうだな」と思っていただけたら、ぜひ「HiRAKU」にお声がけください。さまざまな形のワークショップをご用意しながら、一緒におもしろい企画を考え、実行できたら嬉しいなと思っています。
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